高砂市の歯医者 歯科 藤原歯科医院 藤原歯科院住所 兵庫県高砂市米田町島18-29 TEL 079-432-1121
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『歯の定期的なケアで生涯医療費5分の1』


口の中の調子が悪くならないと歯科医院へ行かない人が多いのですが、そういう人は『悪くなるまで我慢することで医療費の節約をしている』 気になっているのだと思います。

これは実は逆で、非常に大きな損をしているということになります。 歯を定期的にケアする人は、そうでない人と比べて、生涯に支払う医療費が、約5分の1で済むのです。

5分の1浮くんじゃないですよ。5分の1で済むのです。言いかえれば、医者のポケットに入るはずだった5分の4があなたの財布に残るということ。 金額にして30年間で500万円分、保険証が使える歯のメンテナンスを月に一度行うだけで、浮くのです。

昨年の兵庫県歯科医師会の調査では、70歳台で20本以上歯が残っている人は、年間で12万円医療費が少なくなったそうです。なぜかというと、歯がきちんと残っていれば痴呆や癌になる確率が格段に下がるからです。

歯や歯肉が悪くなるということは、長期的に見れば、心臓病、脳梗塞などになりやすいことも分かっていますし、口の中をケアしていないと、無数のバクテリアやバイ菌が直接お腹の中に入り続けるわけですから、長年のうちには癌にもなりやすいでしょう。 誤嚥して肺に入ったら、肺炎にもなるでしょう。

治療費の増大も考えられます。歯が抜けてインプラントを入れようと思えば、 1本20万円以上かかります。少しぐらい歯が残っていたとしても、セラミック製の歯でブリッジをかけるなら、1本につき8万円かかります。歯の質が残っていてかぶせるだけで済んだとしても、満足のいく歯を入れようと思えば、1本5万円はかかります。

『こんなにお金が掛かるなんて、歯を失うまで知らなかった』という方がほとんどです。誰も教えないからでしょうね。

さて、ケアを続けた場合のコストはどうでしょう。防処置は歯を上下左右、28本全部に対しておこなっても、保険で2,000円弱(3割負担で)といったところ。 1本あたりで言えば70円ぽっち。月に一回通って30年としても、1本25,000円ちょっとで済むのです。

国の医療費はもう底をついています。 ムシ歯や歯周病は生まれつきの病気ではなく、ほぼ本人の責任ですから、将来保険が利かなくなる可能性は高いでしょう。 健康ですてきな歯をキープするため、500万円トクするために、定期的なケアをお勧めします。

『歯の定期点検は大事  第二弾』

今月も前回に続いての定期点検の重要性を、金額ではなく、違う方面からお話してみます。

歯の具合が悪い時だけ歯科医院に行って治療を受ける「Aさん」、歯磨き指導を受けて、自分で一生懸命歯磨きをしている「Bさん」、そして特に自分では努力もせず定期的に予防治療を受けている「Cさん」がいました。

その「Aさん」「Bさん」「Cさん」が八十歳になった時に残っていた歯の数は、なんと「Aさん」は0本、「Bさん」は五本、そして「Cさん」は二十四本という驚くような結果があります。

この統計は一九八六年と相当古いものでして、現在では、もっと三人の間には、残っている歯の数に差が出来ているのではないでしょうか。

きっちり歯磨き指導を受けて、実行している「Bさん」でさえ、定期検診なしでは八十歳なった時には、わずか五本しか歯が残っていないのです。その一方で定期的に予防処置を受けているだけの「Cさん」は、努力しないでほとんどの歯が残っているのです。

いくら自分で歯磨き指導を受けたように頑張ってブラッシングをしても、どうしても磨き残しの部分が出てきてしまうのです。そのどうしてもうまく磨けない部分をきれいにするのが、お手入れのプロの歯科衛生士の仕事なのです。

又イギリスでは、八十歳で二十本以上の歯があるような方は、病気にかかっての年間平均入院日数が四日から六日間。そして全く歯がない方は、実に一ヶ月半から二ヶ月の入院というデータがあります。

どうです目からウロコでしたか。予防治療というのは「チクッ」とか「ガリッ」とは無縁の、痛くない、気持ちの良くなる治療なのです。

進んだ歯科医院では、予防処置(メンテナンス)専門の治療台(ユニット)を用意して、そのユニットではドリルを使って削ったりしないので「ドリルフリーゾーン」とか「ケアルーム」「ケアサロン」と呼んでいるところもあるんですよ。

しかし当院の患者さんでも、前回の医療費が削減できるという話と、今月のお話をして約四十分間の定期点検の予約をお取りしているのに、無断キャンセルで折角のチャンスを無にされる方もチラホラいらっしゃいますが残念です。

この財政難の時に、あの何でも削減という厚生労働省が予防治療に保険が使える事を認めているのですから、この制度を有効に利用しましょう。どうか「時間が無い」「お金がかかる」等を言い訳にしないで、自分自身への愛に目覚めて下さい。

『歯周病の原因は?』

連載を始めて十二回目、丁度一年が経過した訳です。記念すべき一回目のタイトルは「歯周病は薬で治ります」でした。

その記事を読まれた方が何名か来院されましたが、その内何人かは、「残念ですが、貴方の歯周病は薬では治りません」とお断りしたケースがあります。

それはどうしてかと言いますと、お口の中がネバネバしたり、口臭があったり、歯がグラグラしたり、歯肉から出血したり、腫れたりの歯周病の症状のある患者さんは、まず特殊な顕微鏡で、お口の中のカビやバイ菌を検査し、もし歯周病の原因となるカビやバイ菌が発見されると、「薬で治しましょう」となるのですが、歯周病の症状はあっても原因となるカビやバイ菌が見つからない場合もあるのです。

そうなんです、歯周病は他の原因でも起きるんです。そこで今回は、歯周病がどうして起きるのかについて、お話したいと思います。なるべく判り易い説明を心掛けたいと思いますので、最後までお付き合い下さい。

原因ですが、大きく分けると三つあります。先ずはカビとバイ菌です。これはお話したように、簡単に薬で治ります。次いて二番目の原因としては、遺伝子があります。これは開業医の守備範囲ではなく、少し難しいので割愛します。そして三番目の原因ですが、今回メインにお話したい毎日の生活習慣です。

特に喫煙・ストレス・不規則な生活・食生活が考えられます。どうして喫煙が歯周病を起こすかといいますと、先ず生体防御の役目をする白血球の力を弱める、そして歯周組織の毛細血管を収縮させて、部分的に血の巡りを悪くさせるからです。(あなたの身近にも歯肉が紫色やドス黒くなっている方はいませんか?)

もう一つの大きな原因は、ストレスです。どうしてストレスが歯肉に悪いかといいますと、ごく最近になって明らかになってきたのですが、ストレスにより各種の交感・副交感神経作用物質が分泌され、これらの物質が歯肉を守る白血球やリンパ球に作用して、生体の防御機能を低下させるのです。

そして、最後にどうして歯周病になるとまずいのか簡単にお話します。それは単に口の中がネバネバしたり、出血したり、歯がグラグラになって抜けてしまうような部分的な不都合だけでなく、もっと大きく全身に悪影響を及ぼすのです。冠状動脈心疾患、心筋梗塞等の血管系の疾患、さらには脳疾患、胃炎、消火器系の潰瘍の原因にもなるのです。自分は歯周病かなと思われる方は、一度歯科で詳しく検査を受けてみてはいかがですか?

『バイオフィルムって知ってますか?』

ムシ歯や歯周病の原因になる歯の表面のネバネバの事を「バイオフィルム」といいます。今月は、あなたにこの「バイオフィルム」についてお話します。

お口の中は暖かくて湿っていて、そして時々栄養が入ってくる、だからバイ菌達のかっこうの住み家になると、あなたはそう思っていませんか?

ところが、どうもそれは間違いのようなのです。口の中は実は悪玉菌にとってむしろ住みにくい環境なのです。唾液や体液の中には、私達が考える以上の抗菌物質が含まれていますし、下手をすると細菌は、すぐに洗い流されて消化管に送り込まれ、そこで強い酸により殺されてしまいます。ようやく見つけた歯のデコボコも、ともすると他の菌に占領されて、なかなか住みつける状態ではありません。まして浮遊しているだけでは、生体からの貧食細胞にすぐに食べられてしまいます。

しかし、これからが、悪玉菌達の本領発揮です。彼らは実に巧妙な方法で歯の表面に取りついていきます。まず手始めに、他のバイ菌を味方につける事を思いつきます。他の菌も取り込んで、お互いが居心地よく住めるような一種の共同体を作りあげるのです。

やがてこの共同体は、次第に合体してゆき、集合体を形成します。このような集合体を「細菌バイオフィルム」と総称します。これが歯や歯肉にさまざまないたずらをする成熟したネバネバ(プラーク)の正体です。悪玉菌はこの鎧の中で、口腔という過酷な環境にしぶとく適応しようとしているのです。

うまい仕組みになっているでしょう。ひとたび、このバイオフィルムが形成されると、バイ菌は、そのバイオフィルムの中に埋め込まれた状態になり、かなり栄養条件の悪い状態でも生存が可能になります。さらに、このような生存状態は、抗生物質や抗菌剤の薬から、物理的に保護され、さらにそれに対して抵抗性をもつだけではなく、生体からの攻撃にも抵抗性も示すようになります。

つまり「ムシ歯とは、バイオフィルム内にとどまった酸が直接、歯を溶かしていく病気」「歯周病とは、人の体から出てきた防御・攻撃の善玉細胞が、バイオフィルムを分解出来ずに、歯肉にダメージを与えられた状態」といえます。ちなみに、このようなバイオフィルムは、他の医学領域では、ペースメーカーや尿路や血管内カテーテルにも観察され、やっかいな感染症の原因になるといわれています。そして、このバイオフィルムは、約3ヶ月かけて形成されます。

だから、2〜3ヶ月に一度の割合で歯科医院に行って、このバイオフィルムが完全に出来上がってしまうまでに除去してもらえばいいのです。次回では、このバイオフィルムをどうやって取り除いていくかについて、お話したいと思います。

『バイオフィルムをきれいにしましょう』

前回はムシ歯や歯周病の原因となるネバネバ(バイオフィルム)についてお話しましたが、今月はあなたにバイオフィルムの除去についてお話します。

このプロによる除去をPMTC或いはPTCとか呼びます。プロフェッショナル・メカニカル・トウース・クリーニングの略です。

「痛いからイヤ」?とんでもない!ゴムやプラスチック製の柔らかい道具で優しく、そーっと磨きます。まるでお風呂上がりみたいにサッパリします。そうです、ガリガリと痛い目にあいながら鋭い金属製の道具を使って取っていくのではないのです。痛くはなく、気持ち良い治療です。

リラックスした状態で診療用チェアーに腰掛けると、先ずプロ(歯科衛生士)がバイオフィルムの染め出しをします。この染め出し剤も従来は毒々しい赤や青色をしていましたが、見た目がスゴイのと服を汚したりする事があるので、最近では蛍光剤での染め出しをして、紫外線ライトを当てて、あなたがブラッシングしてもバイオフィルムが残っている部分を見ていただきます。

次は研磨用ペーストの注入です。これも昔は、無味かミント味ぐらいでしたが、今はコーヒー味やイチゴ味、キャラメル味等十種類以上の中からお好みの味を選んでもらっています。研磨や清掃をする時に発熱しないように、フッ素入りのペーストを使用するのです。歯と歯の間や歯肉の境目にこのペーストを注入していきます。

これからいよいよバイオフィルムの除去清掃、研磨にとりかかります。PMTC専用のゆっくり前後運動する道具(コントラ)にプラスチックのチップをつけて清掃研磨していきます。

それが終わると今度は低回転するコントラに、ゴム製のカップやブラシを装着して、歯の表面や咬み合わせの部分を清掃研磨します。この作業が終わると、温水や水で研磨剤を洗い流します。

こうしてバイオフィルムを除去した後は、歯の表面が硬くなる(再石灰化)ように、フッ素入りのジェルを歯と歯の間や歯肉との境目に注入し、4〜5分放置した後、余剰分を拭いて終了です。

このバイオフィルムの除去は、ちゃんと手順を踏めば(ムシ歯の治療や歯石の除去を済ませておく)保険制度が利用できますが、医院によっては自費扱いになったり、実施していない医院もありますので、一度近くの歯科医院で相談してみてはいかがですか?

ムシ歯や歯周病と戦うということは、高い山を一歩一歩登り続けるようなことです。私達もご一緒します。時々休みながらゆっくり登りましょう。まだ登ったことのないあなた、私達と一緒に登ってみませんか?

『ムシ歯の予防法をお教えします。』

「六月四日はムシ歯予防デーです。そういう事で今月は、あなたにムシ歯にならない為の予防法をお教えしましょう。」

という書き出しで始める予定でしたが、書き始めてハッと気づきました。そうです。この原稿の締め切りは六月ですが、実際に記事になるのは七月なんです。でも予定通りムシ歯予防法をお教えします。

この連載を始めた時に「私の医院で実際に行っている治療法をお教えします」という事でスタートしましたが、私の医院では主に大人の方をターゲットにしぼってやっていますので、子供さんのムシ歯治療はあまりやっていませんが、大阪で開業されている先生が非常にユニークで、効果的な予防治療をやっていらっしゃるので、その方法を今回は特別にお教えします。

しかしながら、この予防法はうちではやっていませんので悪しからず…。

先ずムシ歯は、どうして出来るのでしょうか?という処からスタートとします。あなたは、もう知っていますか、砂糖やムシ歯菌だけがムシ歯の原因ではない事を。子供さんが、あまり普段甘いものを食べないのに、ムシ歯が出来てしまった経験はあませんか?実は砂糖以外に私達が毎日食べるご飯やパンなどの炭水化物から分泌された糖からも、ムシ歯は作られます。そうです、甘いものを食べなくても、時間を決めずにダラダラと食べているとムシ歯になってしまうのです。

それではイヨイヨ本題のムシ歯予防法に入りたいと思います。ポイントは「削らなくてもいいムシ歯があります。」

キーワードは「フッ素とキシリトールと定期健診」です。初期のムシ歯なら、この三つの力で再石灰化させて、削らないで元に戻す事も出来るのです。又、ムシ歯に負けない強い歯にするにはフッ素は欠かせません。フッ素には家庭で朝晩二回使用するフッ素入り歯磨きと、フッ素ジェルです。それと、歯科医院で塗る高濃度のフッ素です。毒性についてもお話しましょう。フッ素はイチゴやほうれん草にも含まれる自然界に存在する物質です。世界中のムシ歯治療の先進国でも欠かすことのできない大切なものです。ただし塩やお酒などと同様に、とり過ぎてはいけません。

次にキシリトールですが、これはムシ歯の原因となるバイ菌の数を減らしてくれます。甘さは砂糖と同じなのに酸を作らないのでムシ歯にならない。三ヶ月間摂取すると、ムシ歯菌が減ってきます。主に白樺や樫を原料にして作られている安全なもので、毒性はありませんが、大量に食べ過ぎると、お腹がゆるくなる事があります。使い方としては、キシリトールガムを一日三回以上、五分間噛めばよいのです。

そして最後が三ヶ月に一度の定期健診です。歯をピカピカに磨いて、濃度の高いフッ素を歯に塗り、必要があれば歯の溝にはフッ素が入った樹脂を流し込んで、溝を封鎖します。以上が、進んだ歯科医院で行われているムシ歯予防法です。

『再び3Mix法について』

最近頻繁に電話やメールで質問を受ける治療法にスリーミックス・エムピー法というのがあります。この連載の最初の方で一度紹介をしたのですが、このごろ種々な健康雑誌に、例えば「削らない・痛くない・再発もない・重症でも一回で見事に治るムシ歯の革命的な新治療法」とか「ズキズキと痛むムシ歯が新治療法を一回受けたら完治し、神経も取らずにすんだ」とか、センセーショナルな見出しでもって紹介されているからだと思います。

刺激的なタイトルで、まるで夢のような治療法というように患者さんにはとらえられ、治療を希望されて来院されるのですが、もう一度、この治療法の説明をしたいと思います。

スリーというのは、内科・外科・婦人科で内服薬として使われている三種類の薬を混ぜて使うと云う事です。ムシ歯の部分や、痛んだ歯の神経が入っていた根っ子の部分には、たくさんのバイ菌が入り込んでいます。その種類は多くて、一種類の薬だけでは全滅させる事が出来ず、又二種類でも難しく、ある特定の三種類の薬を組み合わせる事により、これらの全てのバイ菌を殺菌する事が出来るという事が、新潟大学口腔細菌学教室で研究され、その上に三種類の薬を軟膏状にする為の材料のマクロゴール(M)と、プロピレングリコール(P)を使う事により、深部まで三種類の薬を浸み通らせる事が出来、雑菌の効果がさらに強化させるようになったのです。

そしてこの研究の結果を臨床に用いられたのが、仙台の開業医の宅重先生です。ムシ歯になった歯を治療する場合、従来ですと、バイ菌に冒された部分を徹底的に削り取らなければ駄目でしたが、痛みを伴う事が多いですし、中の方までバイ菌を取り除けませんでした。この新治療法では出来るだけ歯を削らず、バイ菌に冒されてドロドロに溶けた部分だけを取り除いて、薬を入れ、上から厳重にフタをしてムシ歯を治していくのです。

ただ口で説明するのは簡単そうですが、実際は、この薬は作り置きが出来ず、温度や光の悪影響を受けやすく、又完全に封鎖をしてしまうのが、技術的に難しいのです。ある程度の経験と薬剤の厳密な管理が必要です。

小さなムシ歯には余り必要ではなく、大きくなったムシ歯には特に有効です。歯の神経の治療にも効果的ですが、一度で完了という訳には行きません。神経の治療を完了するには、最低2回は必要ですし何回も来院していただく事もあります。又せっかく殺菌が成功しても、その後詰めたり、かぶせたりするまでの間に、バイ菌の再感染を防がなければなりません。

このように取り扱いに難しい治療法ですが、うまくいけば、削らず、痛くなく、再発もなく、歯の神経も残せる画期的な治療法だと思います。しかし、実際には詰めるだけの予定の歯も、痛みが出て、神経を取る治療になってしまい、宅重先生に「基本が出来ていない」と叱られています。ご興味がある方は、一度近くの歯科医院で相談されてはいかがですか。

『O(オー)−リングテスト』

8月16日から20日までの読売新聞の健康欄をご覧になりましたか?3Mix法に続いて5回シリーズで予防歯科が特集されていました。無病の間の定期的な受診の必要性がうまくレポートされていましたね。

さて、次回からは、現在ではあまり脚光を浴びてはいませんが、相変わらず苦しんでいる患者さんがたくさんいらっしゃる、金属アレルギーと咬合病(顎関節症)について、お話したいと思います。

その前に、アレルギーのテストや咬合病治療の診断に利用されている、O−リングテストについてお話します。もちろん、金属アレルギーにはパッチテストは必要と思われますが、我々歯科では実行は難しいのです。このO−リングテストというのは、オステオパシーという診断法の一種で、病的部位に触れると、水平に上げた腕の力が抜けるという現象を利用したものです。

ニューヨーク在住していたDr.大村恵昭が、これに類似した方法を改良して、患者さんに手の2指でO型の輪を作らせ、験者が2指をその輪に差し入れて、その輪を開こうとする時の抵抗の差をもって行う検査法を考案し、これを「バイ・デジタルO−リングテスト」略して「O−リングテスト」と名づけられました。

ただ、なぜ患部に触れると、指で作った輪が開くのか…この説明は容易ではありません。昔、このO−リングテストを出身、公立病院歯科で発表した時には、部長に「科学的根拠のない事は駄目」と言われましたが、我々開業医は理屈ではないんです。異論はあると思いますが、私は患者さんのお役に立つ診断法や治療法があれば、躊躇せず使っていきます。少し乱暴でしょうか??

さて、ここでもう少しO−リングテストの実際についてお話したいと思います。何事もそうですが、O−リングテストも基本をマスターし、何回も練習を重ねるほど正確度が増していきます。

基本的に患者さんには指輪や眼鏡等の金属類をはずし、静電気や電磁場等の影響が出やすいテレビやコンピュータや携帯電話の近くは避けていただくように配慮します。そして術者は患者さんに、親指と人差し指の先を合わせて丸い輪(O−リング)を作ってもらい、その輪の中に術者の右手と左手の親指と人差し指を入れて、術者もなるべく丸い輪を作って両肘を張りながら、患者さんの輪を左右から引っ張り、輪を開かせるように力を加えます。あらかじめ患者さんには、輪が開かれないように力を入れることを指示しておいて、術者は徐々に力を入れていきます。

しかし、患者さんと術者との間に力の差がありすぎる場合は、親指と人差し指のペアだけではなく親指と中指、親指と薬指、あるいは親指と小指とで輪を作る時もあります。金属アレルギーテストには、患者さんと術者の指を決めた後、患者さんの手の平にテスト用の金属をのせ、もう片一方の手の指でO−リングテストを行います。その金属をのせる前には決して開かなかった指の輪が、患者さんがいくら頑張って指に力を入れても、簡単に開いてしまう場合と、そうでない場合があるのです。もちろん、輪が開いてしまう時の金属がアレルギーの原因と考えられるのです。

つまり、患者さんにとって不都合なものは指が開いてしまうのです。これを利用して、薬を選んだり、痛みの原因歯を見つけたり、咬み合せの高さを決めたり、咬合病の診断等に使うのです。

医療を本気でやっていくと、必ず壁にぶつかります。
アレルギーとは、体に備わる免疫が、特定の物質を「排除するべき異物」とみなして抗体を作り、攻撃を加えた結果、体に炎症や障害を引き起こすものです。

最近多い花粉症は花粉を敵とみなして起こった結果ですし、アトピーも食品や埃によって引き起こされたものです。口の中の特定の金属を、体が敵とみなして攻撃をした結果起こるものが金属アレルギーです。

口の中の金属は、唾液や食べ物により、金属イオンとなって溶け出します。鉄や銅が雨によって錆びていくのと同じことです。金属アレルギーには、直接金属に触れている部分に起こる「接触性の皮膚炎」と、直接接触していない部分に起こる「全身性皮膚炎」があります。

水虫とよく間違えられる、掌と足の裏に水泡状の湿疹が起きる掌蹠嚢胞症(しょうせきのうほうしょう)も扁桃腺や副鼻腔炎が原因と云われていますが、金属アレルギーの可能性もあります。

アレルギーの原因となる金属では、東京医科歯科大学歯学部付属病院歯科アレルギー外来でのパッチテスト(背中や上腕などに色々な金属成分を塗った絆創膏を貼って行う検査で、アレルギーのある金属の部分だけ赤くなったり、腫れたりします)では、陽性者の多い金属としては水銀、ニッケル、コバルト、クロム、スズ、パラジウムの順になっています。(パッチテストの代わりに前月お話したOーリングテストも使います)いずれも歯科で良く使われている材料です。

貴金属である金やプラチナやインプラントで用いられているチタンはアレルギーを引き起こしにくい金属ですが、全く起こさないとは云えません。金属はアレルギーを起こす以外にも金属の味がしたり、歯肉や歯に金属成分が溶け出して、着色や変色を起こしたりします。

金属アレルギーに苦しんでいたり、金属が光って見えて嫌だという患者さんには、白色のプラスチック(レジン)・ポーセレン(セラミック)やガラス粒子とプラスチックが混じったプラスチック(ハイブリッドセラミック)を詰めたりかぶせたりします。

又、歯が抜けてしまった場合、両隣の歯を削って橋を架ける(ブリッジ)の場合には、ポーセレン(セラミック)を使うと中に金属の芯を入れないと折れてしまいますので、中にガラス繊維を芯として入れたハイブリッドセラミックを使用しますが、やはり金属を使ったブリッジに比べて強度が劣ります。

又、歯にバネを掛けて使う取り外しの入れ歯の場合にも、最近の高分子化学の発達により全く金属を使わなくて見た目に良い入れ歯も開発されていますが、修理や調整が出来なかったり、保険も使えないというような欠点がありますが、なかなかの優れものです。金属を使わない治療は、大半が保険のきかない治療になりますが、興味のある方は一度かかりつけの歯科医に相談してみてください。
医療を本気でやっていくと、必ず壁にぶつかります。

『 こんな患者さんとは』

マスコミで「上手な歯科医院の選び方」とか「こんな良くない歯科医院」と云うような特集が取り挙げられていますが、今回は逆に歯科医院の方から見た「こんな患者さんとはお付き合いしたくない」という内容でお話したいと思います。

先ずスタッフに聞いてみましたワーストスリーを。
第一位・予約日に来なくて自分の都合のいい日に予約なしで来院。
第二位・予約の時間に必ず遅れてくる(事前の連絡なし)。
第三位・挨拶や説明などをしても全く返事がなく無愛想な患者さん。

当院では予約の時間を有効に使っていただくために、少なくとも五分前の来院をお願いしており、大半の患者さんは早めに来院してくださいますが、少数ですが残念ながら非常に約束や時間にルーズな方がいらっしゃいます。結果的に他の患者さんの貴重な治療時間を短くしてしまうと云う事に気付かないのでしょうか。受付に一番敬遠される悲しい患者さんです。ちなみに当院では診察券ではなくて「お約束カード」になっているのですが。

次いで歯科医の立場から見た困ったお付き合いをしたくない患者さんとは。こちらの説明を聞いてもらえない患者さん(例えば「上の歯が痛い」として来院されましたが、原因の歯は反対の下であるという事、或いはもう1つ後ろの歯であるという事をレントゲンやお口の中を直接見せたり、氷を当てて実際に体験をしてもらって説明しても「どうしてもその歯を治療して欲しい」と主張)。詳しいメモを持ってこられるのは良いことですが、その内容はほとんどが前医達の批判。歯科医院に来るのに、お口の中は直前に食べたお菓子や食事の食べかすがベッタリ(この患者さんは内科へ受診する時に、汚れた下着を着替えないで行かれるのでしょうか)。無理な要求をされる患者さん(あの固いプラスチック製の入れ歯を曲げて欲しいと要求される)前日にタップリのニンニク料理を食べて来られる患者さん。こちらの治療計画プランを理解してもらえない患者さん(例えば前歯の治療を希望して来院されても、「その前歯が折れたり、欠けたりした原因が、奥歯を抜けたままにしていてその結果前歯に強い力が加わったために折れたので、とりあえず奥歯を先に入れないと、せっかく作り直した前歯が再び折れてしまいます」と説明しても納得してもらえない)

どうです?耳の痛い方はいらっしゃいませんか?最後に一番ガッカリして力の入らないのは、「応急処置だけして欲しい」という患者さんです。もっと自分自身を愛して下さい!!反対にうれしくてやる気の出るのは、2回目の来院の時の私の「どうでしたか?」の返答としての「おかげさまで」「ありがとう」と言ってくださる患者さんです。

読売ファミリーニュース

『入れ歯のお手入れ法』

以前、兵庫県歯科医師会の調査で、自分の歯が二十本以上残っている七十歳以上のお年寄りは、四本以下と比べ、身体の病気で費やす医療費が一ヶ月で平均九千円も少ないことを話しましたが、今回詳しい発表がありましたので、本題に入るまでに先ずお報せします。

昨年五月に歯科治療を受けた七十歳以上の男女三万二千六百人を対象に、同じ月の歯科以外の医療機関への通院日数や医療費を算出した結果、残存歯数が四本以下の人は、歯以外の医療費が平均二万六千五百円だったのに対し、二十本以上の人は一万七千八百円で、歯が多いほど医療費が少ない傾向が見られた。又平均通院日数では、神経系の病気(パーキンソン病・アルツハイマー病など)では残存歯数二十本以上の人が二・一七日なのに対し、十九本以下の人は三・五六日と一・六倍。循環器疾患(高血圧・心疾患・脳梗塞など)でも二十本以上が二・四六日に対し、十九本以下は二・八二日と残った歯が多い人ほど通院日数が少なく、健康状態のいい事が分かりました。

続いて本題に入ります。
入れ歯のお手入れを怠ると「ぬめり」や「臭い」が発生し、気持ち悪くなります。一般的には「入れ歯洗浄剤」が使用されますが、長時間これらが発生しない、安価で手軽な方法をご紹介します。

先ずは「入れ歯」を歯ブラシなどを使用して水洗いしてください。もし頑固な汚れがある場合は、その汚れのあるところだけ歯磨き粉などでブラッシングしてください。通常は歯磨き粉は使用しないでください。
次に百℃の温度計を用意し、お湯を作ってください。(百℃の温度計は四百円位で入手できます。)温度は七十度と八十度の間で、絶対八十度は越さないでください。普通の温度計は目盛りが小さくて、見難いので、お酒のおかん用に使われる「おかんメーター」という商品名の温度計は、四十度から七十度までの目盛りが大きくなっていて、非常に見易くて患者さんに好評です。

このお湯に「入れ歯」を一分間浸けるだけで「入れ歯」の表面中に入り込んだカビや細菌がほとんど死滅してしまいます。「入れ歯」は顕微鏡で見ると小さい穴がたくさん開いています。この中にカビや細菌がたくさん住み着くので薬液や水洗いでは効果が少ないのです。
実際にお湯に入れる前と後で細菌検査してみると、お湯に入れた後は全く細菌が死滅していることがわかりました。一分間お湯に入れた後の「入れ歯」は「ぬめり」や「臭い」が無くなります。お口の中が気持ちよくなりますので、お試しください。この方法は一日一回で大丈夫です。

 

 

 


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